ラパルフェの魅力を徹底解説 – 経歴からネタ・ものまねの人気の秘密まで

3/1/2025
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お笑いコンビ・ラパルフェは、ワタナベエンターテインメント所属の若手芸人コンビです。2018年4月に結成され、「モノマネ漫才」で急速に注目を集めています。メンバーはツッコミ担当の都留拓也(つる たくや)と、ボケ担当の尾身智志(おみ さとし)の二人。都留の巧みなものまね芸と、尾身の的確な相方ぶりによる掛け合いで、テレビやSNSを中心に人気沸騰中です。この記事では、ラパルフェの基本情報から結成の経緯、芸風の特徴、代表ネタや人気の秘密、メディア出演歴・受賞歴、他の芸人との関係性、今後の展望、そしてSNSでのファンの反応までを詳しく紹介します。

Notion Image (File via Proxy)

ラパルフェの基本情報・メンバープロフィール

ラパルフェは都留拓也尾身智志からなるお笑いコンビです。都留拓也は1994年6月3日生まれ、東京都江戸川区出身で現在30歳。身長178cmで、立ち位置は向かって左、通常はツッコミ担当ですが、一部のコントやものまねネタではボケに回ることもあります。ネタ作り(脚本)も担当し、芸人としての実力と頭脳を兼ね備えています。彼は千葉大学文学部行動科学科を卒業した高学歴芸人でもあります。

一方、尾身智志は1994年7月10日生まれ、東京都千代田区出身で同じく30歳。立ち位置は向かって右で主にボケ担当ですが、都留がものまねに入るネタではツッコミに回る柔軟さを持ちます。早稲田大学文化構想学部を卒業しており、都留と同じく高学歴のインテリ芸人です。実は尾身は祖父が元財務大臣の尾身幸次氏、母が元総務副大臣の尾身朝子氏という政治家一家の出身でもあり、そのエリートぶりが話題になることもあります。2024年にはニューヨーク(お笑いコンビ)のYouTube企画でこの“お坊ちゃまエピソード”を披露し、先輩芸人たちを驚かせました。なお尾身は2022年に結婚し2023年に父親になったばかりで、公私ともに充実した生活を送っています。都留も2023年に一般女性との結婚を発表しており、本人の念願だった俳優・阿部寛との対面も果たし公認を得るなど(後述)、プライベートでも話題を提供しています。


コンビ結成の経緯とこれまでの経歴

ラパルフェの二人は、中高一貫校の千代田区立九段中等教育学校の同級生として出会いました。高校1年生(中等教育学校の4年生)の頃、学校でお笑いコンビを結成したのが始まりです。学生時代から息の合ったコンビで、お互い大学進学後もお笑いの道を志しました。

大学進学後、都留は千葉大学に、尾身は早稲田大学に通いながら、それぞれ大学のお笑いサークルに所属します。早稲田大学のお笑い工房LUDOでは15期生として同じ代になり(都留は早稲田のサークルと並行して千葉大学のお笑いサークル「P-RITTS」にも所属)、精力的に活動しました。大学時代のコンビ名は「リレンザ」で、2016年には大学お笑い日本一を決める大会「大学芸会2016」にて見事優勝を果たしています。この大会では準優勝が魔人無骨(現・令和ロマン)、第3位がラランドで、後のプロ芸人たちに競り勝っての優勝でした。

大学卒業後、本格的にプロを目指した二人はワタナベエンターテインメント系列のワタナベコメディスクールに26期生として入学します。2018年4月1日に正式にコンビを結成しプロデビューしました。しかし当初使っていた「リレンザ」というコンビ名は、実在のインフルエンザ治療薬の商品名であるため所属事務所から改名を求められます。二人で新しい名前を出し合った結果、語感が似ていて響きのよい「ラパルフェ」に決定しました。特に意味はないそうですが、言葉の印象で選んだユニークな名前が現在ではすっかり定着しています。


芸風の特徴:ものまね芸と毒舌漫才の魅力

ラパルフェの芸風は一言で言えば「ものまね×漫才」です。ネタの多くにものまね要素を取り入れており、都留拓也が演じるレパートリーの幅広さが特徴的です。代表的なものまねレパートリーには、渋い低音が魅力の俳優阿部寛、ファッションモデルの森泉、ディズニー映画「トイ・ストーリー」の保安官人形ウッディなどがあり、その完成度は業界内でも高く評価されています。都留が演じる人物になりきってボケを繰り出し、尾身が素のキャラクターでツッコむ「ものまね漫才」はラパルフェならではのスタイルです。

加えて、毒舌漫才にも定評があります。普段は穏やかな物腰の二人ですが、ネタによっては社会風刺や芸能界の内情を斬るような辛辣なツッコミを繰り出すこともあり、そのギャップが笑いを誘います。高学歴コンビらしく知的な視点を盛り込んだ笑いも多く、インテリ芸人ならではの切れ味あるしゃべくり漫才を展開することもあります。

また、コント(ショートコント)も演じるなど守備範囲は広く、漫才・コント・ものまねの三刀流と言える存在です。ネタ作成は主に都留が担当していますが、尾身もツッコミとしてネタの軸を支え、コンビとしてバランスの取れた芸風を確立しています。こうした多才さとコンビワークの良さが、ラパルフェの大きな魅力となっています。


代表的なネタと人気の秘密

ラパルフェが一躍注目を浴びたきっかけは、都留の阿部寛ものまねネタでした。2019年末頃から都留が演じる阿部寛のものまね動画がSNS上で話題となり、TwitterやTikTokで拡散されて一気に名前が知られるようになります。2021年の漫才頂上決戦M-1グランプリ2021では、その阿部寛ものまねを大胆に取り入れた漫才を披露しました。都留がドラマ『ドラゴン桜』で阿部寛が演じた桜木建二(弁護士・教師役)のキャラクターになりきり、M-1の審査員たちをネタにして漫才を展開。この攻めた内容が「大会のタブーを突いた反則ネタ」としてネット上で大反響を呼び、見事準々決勝まで進出しました。特に準々決勝で披露したネタはSNSで「#ラパルフェ反則」というハッシュタグがトレンド入りするほどバズり、ラパルフェの知名度を飛躍的に高める結果となりました。

この「審査員イジり漫才」は、それまで無名に近かった彼らが世間に見つかる大きなターニングポイントとなりました。実際に阿部寛本人ともその後テレビ番組で対面を果たし、「公認」をもらったというエピソードもファンの間で語り草になっています。阿部寛の独特な渋い声や佇まいを完コピしつつ、漫才のフォーマットに落とし込む発想力が評価され、「ものまね芸人」の枠を超えた漫才師としての実力を見せつけました。

さらに2024年には、M-1グランプリ2024の準々決勝でまたしても禁断のネタに挑戦します。なんと同業である人気漫才コンビニューヨークの漫才を完コピ(完全コピー)し、自分たちの漫才として披露したのです。これはニューヨークが2019年のM-1決勝で演じた「ラブソング」というネタを再現したもので、都留と尾身がそれぞれニューヨーク(嶋佐和也と屋敷裕政)本人になりきって演じるという離れ業でした。事前にニューヨーク本人たちともYouTubeでコラボし、目の前でものまねを披露するなど準備を重ねて臨んだこのネタは、会場を大いに沸かせ大きな爪痕を残しました。結果、2024年も準々決勝で敗退とはなったものの、その話題性は抜群で、「ニューヨーク完コピ漫才」としてニュースやネットで取り上げられ大きな反響を呼びました。既存の漫才をコピーするという前代未聞のスタイルでしたが、これもラパルフェのものまね技術と発想力あってこそ成せる芸当であり、「攻めの笑い」でファンを魅了しています。

この他にも、都留のものまね芸はさまざまな番組で披露されており、「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」(フジテレビ系)では2022年に優勝を飾っています。細部にこだわったニッチなモノマネ芸で栄冠を獲得したことで、ものまね芸人としての評価も不動のものにしました。こうした大胆かつ緻密なネタ作りとパフォーマンス力こそが、ラパルフェ人気の秘密と言えるでしょう。


メディア出演歴・受賞歴

ラパルフェは結成以来、多くのメディアに出演し確実にキャリアを積んできています。まず賞レース(コンテスト)での戦績を見ると、前述の通り大学お笑い日本一の称号(大学芸会2016優勝)を持ち、プロデビュー後もM-1グランプリでは2018年・2019年に2回戦進出、2021年・2024年に準々決勝進出と着実にステップアップしています。またワタナベお笑いNo.1決定戦2022で決勝進出(ファイナリスト)を果たすなど、所属事務所内でもトップクラスの実力者として頭角を現しています。ものまねを武器にR-1グランプリ2023(ピン芸人日本一決定戦)では都留拓也が決勝進出を果たしており、コンビとしてだけでなくピン芸人としても爪痕を残しました。

テレビ出演歴も多岐にわたります。漫才・コントだけでなくものまね企画での露出が多いのもラパルフェの特徴です。主な出演番組としては、フジテレビ系のネタ番組「お笑いオムニバスGP」(「2億4千万のものまねメドレー」コーナー)や、TBS系の大型特番「オールスター感謝祭」への出演があります。また昼の情報バラエティ「ヒルナンデス!」(日本テレビ)に出演したり、TBS系のショートネタ番組「秒速笑い劇場(秒速あっという間シアター)」にも登場しています。中居正広さん司会の「金曜日のスマイルたちへ(金スマ)」では阿部寛ものまね芸人として取り上げられ、そこで念願の阿部寛本人との共演が実現。阿部から直々に「公認」の太鼓判をもらった場面は視聴者にも大きな印象を残しました。

さらにフジテレビ「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」や年末恒例の「ものまね紅白歌合戦」にも出演し、ものまね芸人としてお茶の間に笑いを届けています。ほかにも「ドッキリGP(グランプリ)」「有田Pおもてなす(NHK)」「芸人が選ぶ本当にスゴいものまねランキング(テレビ東京)」など、多数のバラエティ番組に引っ張りだこです。ラジオでは2025年年始にオールナイトニッポン0(ZERO)を担当するなど、新進気鋭の若手芸人として各メディアから注目されています。

受賞歴としては、先述の大会優勝や番組内企画での優勝に加え、YouTubeの銀の再生ボタン(登録者10万人突破)を2022年に受賞しており、ネット界でも快挙を達成しました。総じて、テレビ・ネット・舞台と幅広いフィールドで結果を残している点がラパルフェの強みであり、その経歴は順調に輝かしい実績で彩られつつあります。


他の芸人との関係性・エピソード

学生時代から活躍していた経緯もあり、ラパルフェの二人には芸人仲間との交流エピソードが豊富にあります。大学のお笑いサークル時代の同期には、後にお笑いコンビ「にゃんこスター」でブレイクするアンゴラ村長(埼玉大学出身)や、ピン芸人のカニササレアヤコがいました。1期上には「Gパンパンダ」、2期上には後にキングオブコント王者となる「ザ・マミィ」(林田洋平が在籍していたため交流があった)などがおり、学生芸人時代から刺激を受け合っていたことが窺えます。また大学は違えど同世代には人気YouTuberコンビの水溜りボンドもいて、お笑い第7世代の人脈は広いです。

プロになってからは、同じ事務所ワタナベエンターテインメントの先輩であるハライチアンガールズなどとの共演も増えています。特にハライチ岩井勇気とは「毒舌キャラ」繋がりで番組内で絡むこともあり、刺激をもらっているようです(岩井はラパルフェのM-1反則ネタにも言及し評価していました)。他事務所の芸人では、ニューヨークとの交流が近年話題になりました。前述の通りニューヨークの漫才をコピーするという大胆ネタを行った際、事前にニューヨークのYouTubeチャンネルに出演して本人たちにものまねを披露しています。動画内でニューヨークの屋敷・嶋佐から笑いを引き出し、公認(?)とも言える太鼓判をもらったことで、その後のM-1準々決勝ネタにつながりました。ニューヨーク側もラパルフェに好意的で、「クオリティ高すぎ」「愛を感じた」といった感想を述べています。こうしたエピソードから、ラパルフェは先輩後輩問わず人脈を広げ、コラボを積極的に行うオープンな姿勢もうかがえます。

さらに都留拓也はものまね芸人界隈でも存在感を示しています。ものまね芸人の先輩であるコロッケホリから技術面で学んだり、阿部寛ものまね仲間のピン芸人と情報交換したりと研鑽を積んでいます。阿部寛本人との共演をきっかけに、阿部寛出演のドラマ関連の現場を訪問する機会もあったそうで、俳優陣からも「似ている!」と太鼓判を押されました。また尾身智志は前述の通り特異な経歴から「史上最強のお坊ちゃま芸人」としてバラエティ番組で取り上げられることもあり、同じくお坊ちゃまキャラの芸人(例えばココリコ遠藤など)とエピソードトークで盛り上がる姿も見られます。


今後の展望や活動予定

着実にキャリアを積み、知名度と実力を高めてきたラパルフェの二人は、今後さらなる飛躍が期待されています。まず漫才師としての目標は、やはりM-1グランプリでの決勝進出・優勝でしょう。準々決勝で話題をさらった実績はあるものの、まだ決勝の舞台には立てていません。「ものまね漫才」という独自路線でどこまで通用するか、次回大会以降も注目が集まります。本人たちもインタビューで「今年こそM-1決勝に行きたい」と意気込んでおり、既に新ネタも構想中とのことです。また都留はピン芸人としてR-1グランプリでの優勝も狙っており、「阿部寛ネタに次ぐ第二のキラーネタを模索したい」と語っています。

テレビやメディア露出においては、現在バラエティ番組を中心に出演が増えていますが、将来的にはレギュラー番組の獲得冠番組の開始も視野に入れているでしょう。ものまねスキルを活かしたコーナー企画や、学歴教養を活かしたクイズ番組への出演など、幅広いジャンルで活躍できるポテンシャルがあります。実際、2025年には年始特番の**「オールナイトニッポン0」**でパーソナリティを務める抜擢を受けており、今後はラジオや配信番組などトーク力を活かす場面も増えていきそうです。

劇場ライブにも積極的で、都内の若手お笑いライブへの出演や、単独ライブの開催も計画中とされています。直近ではファン待望の単独ライブツアーを企画しているとの情報もあり、SNS上で「次はライブで生ネタを観たい!」という声に応える形で実現が期待されています。さらにYouTubeチャンネルでは新企画として、芸人仲間とのコラボ企画やショートドラマ風コント動画など、新たなコンテンツにも挑戦する予定です。二人は「お笑い以外の分野でも面白いことに挑戦したい」としており、例えば都留は俳優・阿部寛公認という縁からドラマ出演CM出演の野望もちらりと語っています。尾身も「幼い頃に憧れていたアニメの声真似を活かして声優業に挑戦してみたい」とユニークな展望を明かしており、マルチな才能を発揮する可能性もあります。

このように、ラパルフェは漫才・コント・ものまねの枠にとどまらずエンターテインメント全般での活躍を視野に入れ、2025年以降さらに活動の幅を広げていくことでしょう。ファンとしては、テレビでの露出のみならず、生の舞台やネット配信など様々な形で二人の躍進を追いかけられる楽しみがあります。


SNSでの人気とファンの反応

ラパルフェはSNSや動画配信を巧みに活用してファン層を拡大してきました。公式YouTubeチャンネル「ラパルフェの俺がついてるぜ」では、漫才やコントの映像だけでなく、都留のものまねシリーズや二人の日常的な掛け合い動画など多彩なコンテンツを公開しています。チャンネル登録者数は現在約20万人に迫り、数百万回再生を超えるヒット動画も生まれています。特に阿部寛ものまね動画や、M-1準々決勝ネタの再現動画などが高再生数を記録し、「何度見ても笑える!」とコメント欄で絶賛されています。またTikTokでも都留拓也のアカウントを中心にショートものまね動画を投稿しており、フォロワー数は30万人を超えています。阿部寛の名台詞再現や、流行のアニメキャラの声真似などがバズり、「クオリティがプロ声優並み」「腹筋崩壊した」といった反応が寄せられています。

Twitter(X)上でも話題になることが多く、先述のM-1ネタ放送時には関連ワードがトレンド入りしました。ファンや視聴者からは「ラパルフェ天才すぎる」「こんな漫才見たことない!」といった称賛のツイートが多数投稿され、公式アカウントのフォロワーも急増しました。毒舌漫才についても「言いたいことを代弁してくれてスカッとする」と評価する声があり、社会風刺ネタへの支持も伺えます。さらに、尾身が自身のルーツを明かしたYouTube企画では「育ちがいいのにしっかり笑い取るのすごい」「お坊ちゃま芸人キャラ面白すぎ」といったコメントが集まり、彼のギャップもファンの心を掴んでいます。

ネット上の反応を見ると、ラパルフェの魅力は老若男女問わず受け入れられていることが分かります。ものまねの分かりやすい面白さで子供からお年寄りまで笑わせつつ、高度な時事ネタや業界ネタでお笑い通をもうならせる懐の深さが評価されています。「次世代のエンタメを担うコンビ」「令和のものまね王者」といった期待の声も多く、今後の活躍に対する注目度はますます高まっています。


まとめ:デビューから数年でお笑い界に新風を巻き起こしているラパルフェ。高いものまね技術と漫才力を武器に、他にはない笑いを生み出し続けています。学歴や家柄といった異色の経歴も相まって唯一無二の存在感を放つ彼らは、現在のテレビやSNSシーンで欠かせない存在となりました。これからもラパルフェは、その斬新なネタとサービス精神で私たち観客を楽しませてくれることでしょう。今後の活躍から目が離せません。ファンの皆さんも、まだ知らなかった一面を本記事で知った方も、ぜひラパルフェのネタやものまね動画をチェックしてみてください。その笑いの才能にきっと魅了されるはずです。

参考サイト

  • ラパルフェ | ワタナベエンターテインメント
  • ラパルフェ - Wikipedia
  • 都留拓也 - Wikipedia
  • 史上最強お坊ちゃま芸人が判明!|よろず〜ニュース
  • ラパルフェ | コンビ情報 | M-1グランプリ 公式サイト
  • 『M-1』予選で"完コピ"衝撃作が話題 - 週プレNEWS
  • M-1グランプリ2024準々決勝で話題となったコンビがANN0 - ニッポン放送
  • ラパルフェの俺がついてるぜ - YouTube
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    ネタフリ編集部

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